mochihiの、きっかけ
初めて飲食の世界に入ったのは、店長の仕事の関係で宮城県に転勤になった時でした。
当時働いていた店のオーナーから「飲食で誰かを笑顔にできる」事を体感し、いつしか自分たちが誰かを笑顔にできるお店をつくろうという気持ちがありました。
そして、様々な飲食業界で学ばせて頂きながら、転勤で全国各地を行く中で京都が好きになり、移住を決めました。
店長に転機があり、自分たちのお店をオープンさせようとなった年の年末に店主の夢で「mochi」とアルファベットが出てきました。また年始になり2つの神社のおみくじには「西へ行け」と。
そして店長が仕事でお世話になっている方とのつながりで、京都固有の新羽二重もち米の生産者様・南丹市の新羽二重もち粉を作っている業者様との出会いがありました。
新羽二重もち米は初めて聞く名前でしたので調べていくと、餅米の「王様」と呼ばれ高級和菓子店などで使用されており、まだほとんど市場に出回っていない品種でした。
たまたま夢でみたアルファベットの「mochi」、そして京都固有の新羽二重もち米・もち粉との出会い。これは運命なのかもしれない、面白い事ができるかもしれないと思い、餅の歴史から調べていきました。
餅は毎年よく食べるし、手伝い程度で扱ったことがあるけど、実際どんな事ができるかなと最初は分からないことだらけ。試行錯誤する内にどんどん餅にハマっていき、今の商品たちが生まれました。日々新しい何かが生まれています。
今、店舗がある場所は住宅地の中で、地元の方が通る一方通行の場所。それでも、SNSではなくご近所の方、またお知り合いの方と繋がって来て下さいます。
「mochihi」は本当に素敵なご縁が重なって今があります。あの夢は神様からの贈り物だったんだと改めて思います。
京都をもっと盛り上げられる。餅の新しいカタチを見つけていける。そしてずっと途切れることなく誰かを笑顔にできる。そんなお店にしていきます。